普段筆者は代々木公園には滅多に寄らないのですが、どうしても行きたいカフェがあったので、行くことにしました。
代々木公園の『カフェロストロ』は、お客さんの好み、リクエストに応じてコーヒーを作ってくれる珍しいお店です。
私の理想のアイリッシュコーヒーを作ってくれるのではという期待を胸に、来訪しました。
アイリッシュコーヒー ¥1300
ここはカフェですが、ウイスキーの品揃えは目を見張るものがあります。
スコッチ、アイリッシュ、バーボン、そしてジャパニーズウイスキーまで豊富に揃えており、珍しいへレスのブランデーまでありました。
私が今回チョイスしたのは、“グレンダロッホ シングルカスク カルヴァドスXOカスクフィニッシュ シングルグレーン(GLENDALOUGH SINGLECASK CALVADOSXOCASKFINISH SINGLEGRAIN)”です。
グレンダロッホは、2013年に設立されたグレンダロウ蒸留所(グレンダロッホ)が手がけているウイスキーです。
グレンダロッホのウイスキーは流通量が少なく、バーでもなかなか見かけない代物ですが、ましてや” シングルカスク カルヴァドスXOカスクフィニッシュ シングルグレーン “は366本の限定ボトリング品なので、カフェで、それもアイリッシュコーヒーでいただけるのは非常に珍しいと思います。
コーヒーはケニア産とエチオピア産の豆の中深煎りだそうです。
アイリッシュコーヒーは深煎りの豆を使うのが一般的ですが、繊細なアロマをもつウイスキーを使う場合、深煎りの豆がウイスキーの個性を消してしまうおそれがあります。
スピリッツの個性によって、コーヒー豆の焙煎度合いを変える必要があるのです。
肝心のお味に関してですが、
正直、期待したほどではありませんでした。
生クリームとコーヒーは綺麗に2層になっていますが、
コーヒーが非常にぬるかったです。
何度も味見をしておられたので、その時に冷めたのではないかと思います。
甘さはなく、味も単調。
飲み進めるうちに、コーヒーとウイスキーの不調和から生じる雑味が舌に残ります。
悪くはないのですが、特別美味しいとは感じませんでした。
ウイスキーの個性が活きるように、中深煎りの豆を選んでくださったのは非常に嬉しかったのですが、少し期待しすぎたようです。
生クリームは固めか柔らかめか選べるそうなのですが、リクエストは今回しませんでした。
コーヒーの味とボリュームを考えて、生クリームは固め&多め、可能なら甘さ有りをリクエストするのが最善だと思います。
ちなみにこのチャーミングなグラスは、ドイツの食器メーカー、ビレロイ&ボッホのワイングラス”ボストン”です。
1脚2000円(税別)、5脚セット6500円(税別)と、意外なリーズナブルさに驚きました。