六本木という地に、純喫茶という存在は縁遠いもんだと思っていましたが、
調べてみると案外あるものです。
喫茶店『れいの』も、古めかしい建物が魅力の純喫茶であります。
老夫婦お二人が切り盛りされているこのお店は、平日に訪れたのですが、お客さんで賑わっていました。
アイリッシュコーヒー ¥1000
美しいカップ&ソーサーで提供いただきました。
コーヒーの表面を覆っているクリームは、今にも熱いコーヒーの中に溶け出そうとしています。
ウイスキーの銘柄はよく分からなかったのですが、チラッと見えたボトルデザインから判断すると、ブラックブッシュのようです。
生クリームは泡立てがほとんどされていない、サラサラした状態のものがうっすらと浮かんでいる感じです。
コーヒー自体は、苦味の際立っていない、若干の酸味の感じられるものでしたが、
ウイスキーのコーヒーが不調和を起こしているような印象を受けました。
アルコールの雑味と刺激が、コーヒーの苦味と合わさって、愉快でないフレーバーを生んでいるように感じました。
一杯がなかなか進みません。
お店の雰囲気はとても素敵ですが、ここのアイリッシュコーヒーは、あまり好みではありませんでした。
喫茶店の雰囲気は非常に素敵だったので、アイリッシュコーヒーではない他のメニューを今度いただきたいと思います。
ごちそうさまでした。