この日は一日、どこで アイリッシュコーヒー を飲もうか迷っていたのですが、なかなか目的地が決まらず、そして最終的にどうやって目的地を決定したのか全く覚えていないのですが、とりあえず八幡に来ました。
某グルメサイトでザッとリサーチしたところ、何軒かアイリッシュコーヒーがいただけそうなお店を見つけました。
1軒目がここ、『cafe 螢明舎 八幡店』です。
※ここのホームページ、すごく凝ったつくりではないのですが、すごく魅力的なんです。文章のせいでしょうか。
お店はすぐ見つかりました。
お昼ご飯がまだだったので、アイリッシュコーヒーと一緒にクロックムッシュを注文。
アイリッシュコーヒー ¥800
洗練されたアイリッシュコーヒーです。
グラスは、イタレッセでしょうか。
装飾の模様が非常にキレイですね。
美しいグラスは、アイリッシュコーヒーのドレスです。
ゆえに、どんなグラスを使用するかは非常に重要。
生クリームは、うっすらと湖面を覆う程度の量。
上品です。
一口飲むと、やはり喫茶店のアイリッシュコーヒー。
コーヒーが違います。
しっかりとしたボディに、深淵な苦味と、ほんのりとした甘み、そしてわずかな酸味がのっています。
オールドビーンズのような味わい深さに、舌鼓をうちました。
ウイスキーはタラモアデューを使用しているそうです。
飲んでいるときは、お酒が入っている飲みものであることを感じさせないほど、アルコールの揮発感は感じられません。
ただウイスキーの穀物の甘みだけが感じられます。
素晴らしいアイリッシュコーヒーです。
飲み終わった後には、僅かな陶酔感が、コーヒーのフレーバーの余韻とともに感じられました。
レベルの高いアイリッシュコーヒーです。
最後まで飲み切ったとき、底に白砂糖がかたまっているのが見えました。
形を崩さずに、固形物として底にたまっており、これも一つの狙いなのかもしれません。
アイリッシュコーヒーを甘い飲みものとしてではなく、コーヒーの味わいをしっかり堪能してほしいというマスターのメッセージが読み取れました。※あくまで、勝手な解釈ですが。
一緒に注文した、クロックムッシュもまた美味でした。
ハムとチーズではなく、自家製のローストポークと卵のアレンジバージョン。
お肉は北海道のホエー豚、卵は自然用鶏卵を使っているようで、すごくこだわっていらっしゃいます。
素朴な味で、一瞬淡泊な感じがしましたが、ちゃんと素材の味がします。
何を自分は口に入れ、咀嚼しているのかを意識すると、たちまちにその旨さが分かってくるでしょう。
本八幡に、こんな素敵なカフェがあるとは思わなかったです。
ごちそうさまでした。