フレンチトーストが有名な北参道のカフェ『タスヤード』。
最寄り駅は北参道駅ですが、原宿からも歩ける距離です。
店名は「+(足す)Yard(庭)」で「タスヤード」。
今はなくなってしまったみたいですが、隣に庭があったのだとか。
フードメニューはカレーやパスタ、豚の生姜焼きから各種スイーツまであり、守備範囲広め。
看板メニューであるフレンチトーストは、人気のためなのかグループで注文の場合は2人につき1皿までという制限付き。
普段フレンチトーストを食べない私も、気になって注文してしまいました。
正統派のフレンチトーストとは違い、中はとろりとしていますが、外はカリッとキャラメリゼされており、どことなく漂うカヌレ感。
メープルシロップの甘みと、表面の香ばしい焦げの苦みのバランスが良く、上にのったバナナも良いアクセントになっています。人気なのもうなずける一品でした。
ここ『タスヤード』はアルコールも取り扱っていて、ワインやビール、シードルもあります。
個人的に面白いと思ったのはジントニック。
ジンの銘柄「アンクル・ヴァルズ」と「モンキー47」の2つから選べます。(※注:値段は異なる)
「アンクル・ヴァルス」をオンリストしているカフェには初めて出会いました。
天然のボタニカルを使用し、無添加&無着色というこだわりのハンドクラフトジン。
ジンのバーくらいにしか置いてないと思っていたので、とてもびっくり。
もちろん、アイリッシュコーヒーもあります。
「カフェ・アイリッシュ」という名前でメニューに載っていました。
アイリッシュコーヒー ¥700
お酒はアイリッシュウイスキーではなく、アイリッシュミスト。
このリキュール特有のハチミツやハーブのニュアンスもしっかり感じますが、なんだかショコラのようなニュアンスもあります。
飲んでいて、既視感ならぬ既飲感を覚えたのも束の間、ああそうだ。
宮城県仙台市にある『カフェ モーツァルト アトリエ』のアイリッシュミストコーヒーに味が似ているんだと気づきました。
器もですが、味もすごく似ています。不思議。
カレーの小サイズ。
季節の野菜がゴロゴロ。かなり甘口でした。
豚の生姜焼き。
カフェのメニューに豚の生姜焼きがあるなんてすごいですよね。
これがめちゃめちゃ美味しかったです。
鹿児島県のふくどめ小牧場の幸福豚を使っているとのことで、とてもジューシーでした。
店内には食材が売られていました。
調味料やジャム、梅干しまでありました。
食材にはすごく気をつかっているお店のようですね。
味はもちろんですが、食材の品質(トレーサビリティとかも)にもこだわりを持たれているような感じがしました。
こだわってなければ、ジントニックにアンクル・ヴァルスなんて使わないでしょう。
すごく好きなお店。平日でもけっこう混んでいますが、近くに来たら立ち寄りたい素敵なカフェです。