和歌山電鐵「日前宮駅」から歩いて約5分。喫茶店『ブラジリアン』発見。
兵庫・三宮で友人とうちあう予定でしたが、ここ『ブラジリアン』に寄りたいがために、和歌山に前泊しました。
調べると、創業1980年と出てきました。なかなかの老舗。
以前は和歌山市の新通りにあったようです。
建物は非常に大きく、1階が駐車場になっていて、2階にお店があります。
階段をあがると、テラス席がありました。
たばこも吸えるようです。
外観からも想像できますが、店内はとても広々としていて、高い天井には古風なシャンデリアが吊るされています。
純喫茶の象徴ともいえるノスタルジックな革と木のブラウンソファー(そんな名詞ないか)が並んでいました。おおよそ50席ほどあるそうです。
昭和の純喫茶なんですが、少し洋の要素もあり。
うーん、なんだろう。洋館と純喫茶を足して2で割ったようなイメージを抱きました。
常連と思しきお客さんで店内は賑わっていますが、一見の私にも心地よい接客をしてくださいます。
あたたかい陽光のあたる広い席で、メニューをパラパラめくっていると、お目当てのアイリッシュコーヒーを発見し一安心。
これを飲みに、前泊してまで和歌山まで来たんです。
ちなみに和歌山県は個人経営の喫茶店が多いようです。
個人経営と法人の割合を比較すると、個人経営の割合が最も高い都道府県が和歌山県であったこともあるのだとか。
アイリッシュコーヒー ¥700
かわいらしい見た目をしています。カップ&ソーサーはHOYAのものだったと記憶。
地方の純喫茶あるあるですが、こちらのアイリッシュコーヒーにはアイリッシュミストを使っています。
(厳密にはアイリッシュミストコーヒーですね。)
アイリッシュミストは甘みが強いので、材料に使うとどうしても甘ったるくなってしまう傾向がありますが、ここのアイリッシュミストコーヒーはリキュール特有のハーブ・ハチミツのニュアンスと骨格のあるコーヒーのほろ苦さが同居しています。
生クリームの、まるで雪解けのように口の中で溶けていく滑らかさ具合も絶妙。
とても美味しいアイリッシュミストコーヒーでした。
かつサンド。
フードメニューも充実していたので、ついオーダーしてしまいました。
カツが分厚くて美味しかったです。
みかんタルト。
和歌山のみかんを使っているらしいです。
みかんが甘酸っぱくて、生地のサクサク具合もちょうどよく、めちゃめちゃ美味しかった。。。
コーヒーチケットもあるのか。近くに住んでいたら、絶対買っていたと思います。