1957年、洋食店としてスタートした「紅鹿舎」は、ピザトースト発祥の店として知られる名店。
「手間のかかるピザ生地を、もっと手軽にトーストで代用できないか」
そんな発想から、ピザ生地の代わりに厚切りのイギリスパンを使い、現在のピザトーストが生まれたのだそうです。このアイデアを考案したのは、初代店主の奥さま。なかなかのアイディアマンだったことがうかがえます。
今ではすっかりおなじみのピザトーストですが、ピザの生地をトーストに置き換えるという発想は、改めて考えるとなかなかに独創的。喫茶店文化ならではの知恵と工夫を感じます。
さて、松方正義も顔面蒼白になりそうなレベルの緊縮財政を敷いている筆者ですが、
「ピザトースト発祥」と聞いてしまっては、頼まないわけにはいきません。
それが、人情というものです。(???)
アイリッシュコーヒー 950円

バラのような形に美しく絞られた生クリーム。実に映える佇まいです。
コーヒーはサイフォン式で、口当たりはあっさり。
それでいて雑味のない、きれいな苦味があり、脂肪感と甘みがたっぷりの生クリームとよく合います。重さを感じさせず、するりと飲めてしまいます。
使用されているアイリッシュウイスキーは「ジェムソン」。
ウイスキーの風味はきちんと感じられますが、主張しすぎることはなく、あくまでコーヒーと生クリームが主役、という印象です。
味わい自体はやや単調にも感じますが、ピザトーストを楽しんだあとのデザート兼ディジェスティフとして考えると…。うん、ちょうどいい。とりわけ、ひと口目の完成度は見事です。
寒さで身体が凍えた日とかに飲んだら、最高だと思います。
(この日は、うだるような暑さでしたが・・・)
名物の元祖ピザトースト。

チーズの焦げ感がいい感じです。味は少し塩分強めで、けっこうしょっぱいです。