『Fuglen Tokyo(フグレントウキョウ)』は、日本にありながら、日本のカフェではないような、異国情緒溢れるお店です。
ノルウェーのオスロ発祥のこのカフェは、夜の時間帯はバーになります。
素敵なオリジナルカクテルが楽しめるので、お酒好きには堪らない空間です。(チャージ料や席料などが無いのも高評価です笑)
民家を改装したフグレントウキョウのお店は、北欧の地から切り取ったかのようにオシャレな佇まいですが、
ホームページも負けず劣らず素敵です。
http://www.fuglen.com/
『フグレントウキョウ』でアイリッシュコーヒーをいただく際には、
気をつけるべき点が二つあります。
- アイリッシュコーヒーなどのアルコールを含むドリンクがいただけるのは、PMから。
- アイリッシュコーヒーに使用されるコーヒーは、日によって違う
2点目に関して、
『フグレントウキョウ』のアイリッシュコーヒーは、 その日のおすすめである 「本日のコーヒー」でつくられます。
アイリッシュコーヒー ¥ 1120
- Jemeson Black Barrel Whiskey
(ジェムソンブラックバレルウイスキー) - Today’s Coffee(本日のコーヒー)
- Cane Sugar (きび砂糖)
- Cream (生クリーム)
ウイスキーは『ジェムソンブラックバレルウイスキー』を使用。
『 ジェムソンブラックバレルウイスキー 』は、ブラックバレルとある通り、
黒焦げの樽を使って熟成させます。
樽の内側を炎で燃やして焦げすことをチャーリングといいますが、ブラックバレルで使用する樽はこのチャーリングを2回行います。
チャーリングを2回行ったバーボン樽で熟成させることで、ナッツやスパイス、バニラのようなアロマをスピリッツに与えているのだと思います。
『フグレントウキョウ』のアイリッシュコーヒーは、しっかりとアルコールを感じさせる陶酔感のあるアイリッシュコーヒーです。
コーヒーの主張よりも、ウイスキーの主張のほうが著者は強く感じます。
その理由はおそらく、
『ジェムソンブラックバレルウイスキー』の個性が強い
コーヒーに対してスピリッツの量が多い
火でアルコールを飛ばしていない
上記の3つが理由だと考えています。
しかし、コーヒーの個性が消えてしまっているというわけでは、決してありません。
この度の本日のコーヒーはホンジュラス産のもので、ウイスキーと合わさった状態でいただいたので詳しいことは分かりませんが、
濃厚というよりはフレッシュでキレのある、瑞々しい味わいのコーヒーでした。
おそらく、 浅煎りから中深煎りの豆を使用していると思います。
アフターには、コーヒー由来のカカオのニュアンスと、熟したデーツのような甘味が感じられました。
きび砂糖の甘さは控えめで、かつアルコールがしっかりと効いているので、
お酒が苦手な人にはあまりおすすめできません。
筆者のような酒好きは、ぜひ一度飲んでいただきたいです。
総合評価 ☆☆☆