久喜で野暮用があったので、せっかくならと、久喜駅周辺でアイリッシュコーヒーがいただける喫茶店『珀欧亭』に立ち寄ってみました。
お店は久喜駅西口から徒歩5分もかからない場所にあります。

埼玉にある喫茶店とは思えない(?)、なんとも洒脱な店構え。思わず足を止めて見入ってしまうような雰囲気があります。
お店は階段を上がった2階にあります。
店内は奥に長く伸びた造りで、想像していたよりも広々とした印象。座席数もそこそこあり、ゆったりと過ごせそうな空間でした。

全席には、同じデザインのシュガーポットと灰皿が置かれていました。昔ながらの喫茶店らしい、どこか落ち着く光景です。

田舎・埼玉ならではの、ゆったりとした空間の広さも魅力。窮屈さを感じることなく、のんびりと過ごせます。
アイリッシュコーヒー ¥800

一瞬、間違ってアイスコーヒーが供されたのかと思いましたが、これがアイリッシュコーヒーとのこと。
コーヒーの上に生クリームがのっていないのは、あまりにも残念です。
アイリッシュコーヒーといえば、やはり生クリームがあってこそ。生クリーム不在のこのアイリッシュコーヒーは、例えるならカツラが飛んでしまって素顔が露わになったような、どこか拍子抜けする見た目でした。
……うーん、やっぱり生クリームは欲しいなあ。

ところが。一口いただくと、少し驚き。
コーヒーそのものは、レベルの高さを伴うものでした。
皆がアイスコーヒーにあってほしいと願うであろう、キレのある苦味がちゃんと感じられます。
すっきりとした苦味が実に心地よく、コーヒーの味わいにはとても満足できました。

このアイリッシュコーヒーに使用されるお酒はウイスキーではなく、サントリーV.Oという国産ブランデー。
※下のものは4Lのもの。酒豪用か…?
なるほど、たしかにブランデー様の甘さも感じられますが、アルコールの揮発感がツンと鼻腔を刺激します。
味のバランスはそこまで悪くないものの、一般的なアイリッシュコーヒーを想像して注文すると、非常にガッカリするかもしれません。
ブランデーを使うと、もはやアイリッシュコーヒーとは呼べません。アイリッシュコーヒーには、ぜひアイリッシュウイスキーを使っていただきたいものです。

コーヒーそのものは本当に美味しいだけに、「生クリームさえあれば……」という思いを胸に、お店を後にしました。
暑い夏の日には、ここのアイスコーヒーをゆっくり味わいに、また訪れてみたいですね。