多くの喫茶店やバーが禁煙化に切り替わっている昨今、愛煙家の憩いの場は失われ、肩身が狭くなっていますね。
私は煙草は吸わないので、禁煙の喫茶店やバーでアイリッシュコーヒーをいただきたいですが、世の中すべて禁煙の店ばかりになってしまうのは、少し窮屈な感じもします。
川崎の小田栄駅のちかくにある『梨の木』という喫茶店は、今はめずらしくなった喫煙可能な喫茶店です、
お客さん、みんな煙草を吸っています。
お酒を使ったヴァリエーションコーヒーもありました。
昭和の時代のまま、時間の流れがとまったままの喫茶店のようです。
世の中、目まぐるしく変化してゆきますが、変わらずそのままの状態でいてほしいものもありますね。
アイリッシュコーヒー ¥860
おもしろいグラスで提供されました。
「COLORADO」と書いてあります。
取っては少し持ちにくいですが、なんだか愛嬌のあるグラスです。
生クリームはほんの少ししか載っていませんが、ひんやりと冷たく、綿菓子のような懐かしさを感じさせる甘味があります。
コーヒーの味は、苦味は控えめで、アメリカンのような飲みやすさがあり、アイリッシュミスト由来の甘味がほのかに、飲み終えた後に鼻腔をくすぐります。
ねちっこい甘味はないので、アイリッシュミストハニーではなく、最近手に入りにくくなってしまったスタンダードのアイリッシュミストを使用しているのでしょうね。
味のバランスがよく、飲んだ後にくどさの残らないアイリッシュコーヒーです。
アルコールの陶酔感もまったく感じられなかったので、お酒に強くない人でも、のめるかもしれません。
行ったことのない場所でいただくアイリッシュコーヒーには、いつもワクワクさせられます。
どんなアイリッシュコーヒーに出会えるのかという高揚感を抱きながら日本中・世界中を旅する私は、さながら求道者のようにも、また未踏に地に足を運ぶポケモントレーナーのような存在でしょうか。