大鳥居駅から徒歩3分ほどのエリアにあるコーヒー・紅茶専門店『茶房亜寿加』。
普段蒲田エリアには用事がないため滅多に足を運びませんが、老舗の名店が意外とありますよね。
調べてみると、こちらのお店は店名に”茶房”と冠している通り、コーヒーだけでなく紅茶にもこだわりを持っている名店のよう。
お店は道路沿いに置かれたメニュー台より、かなり奥まった場所にありました。
初見だとすぐには見つけられないかもしれません。
以前はコレド室町にお店があったそうです。店名は今と同じく『亜寿加』。
いろいろあり、ここに移転してきたのだとか。
ちなみに私がこのお店を知ったのは、Twitterで流れてきたアイリッシュコーヒーのメイキング動画でした。
アイリッシュコーヒー専用のウォーマーでとても丁寧に仕上げてくださったので、作り方を細かく書いてみようと思います。
アイリッシュコーヒー ¥1,000
アイリッシュコーヒーをオーダーすると、アイリッシュコーヒー専用のウォーマーと、アイリッシュコーヒー用のグラス2脚がカウンターに運ばれてきました。
グラスの一方にはザラメが、もう一方にはウイスキーが入っています。
ウイスキーの入っているグラスを、丁寧にウォーマーで火にかけていきます。
ゆっくりとグラスを回転させてゆきながら熱していくと、ウイスキーの麦の甘露な香りがむくむくと立ち上がってきます。
十分熱し終えたところでグラスの淵に火を近づけウイスキーに青い炎をともし、ザラメの入っているもう一方のグラスに炎ごとウイスキーをダイブさせます。
幻想的な光景です。
ウイスキーに火をともしたら、しばらくそのままにしておきます。
美しい炎がよく見えるよう、マスターが店内の照明を落としてくれました。
どんどん麦の甘やかな芳香が立ち上っていくのが分かります。たまりません。
十分熱したあとは、サイフォン式のコーヒーを注ぎます。
半分ほどコーヒーを注いだころには、青く揺らめいていた炎は消えていました。
最後になめらかな生クリームを注ぎ、完成。
生クリームとコーヒー、そしてザラメが見事に三層になっています。
味のバランスが非常によいアイリッシュコーヒーです。
ほろ苦さの中に、甘みと酸味が同居しています。
サイフォン式のコーヒーなので全体的にあっさりとしている印象ですが、濃厚な生クリームと、しっかりとしたウイスキーの主張があるので物足りなさはありません。
ウイスキーはブッシュミルズ。アイリッシュウイスキーです。
火でアルコールを飛ばしていますが、しっかりと量が入っているため、飲み終わったときには至福の陶酔感がありました。
非常に本格的なアイリッシュコーヒーでした。とても美味しかったです。
今度は紅茶もいただきたいと思います。
懐かしくて 思わずコメント
日本橋の開発のため閉店されましたが、いつもカウンターでサイフォンからコーヒーが落ちるのを眺めながら、生クリームで作ったバラを乗せていただいたウインナーコーヒーと、グレープフルーツのアイスティを飲ませていただきました。
いつかご自宅の近くにお店を開店されたいとおっしゃっていたので、とてもうれしく拝見しました。
いつか近くに行きましたら、絶対寄りたいお店です。
お会いしたいなぁ・・・
コメントいただきありがとうございます。
(今、コメントが来ていたことに気づきました。)
ブログ記事をご覧いただきありがとうございます。
同店はお茶にもすごくこだわっていると聞いたので、私もまた再訪したいと思っています!