【とうきょうスカイツリー】アンリミテッド コーヒー バー②

スカイツリー付近に位置するオシャレなコーヒーショップ『アンリミテッド コーヒー バー』の記事はこれが二本目です。

一本目の記事は、こちらをご覧ください。

前にいただいたアイリッシュコーヒーは、甘味の主張が強すぎて、筆者の嗜好に合わなかったわけですが、今回、前回の来訪と間隔をあけずにトライした理由は、二つあります。

一つ目の理由は、シロップを少なくするようにオーダーすれば、ここのアイリッシュコーヒーの真価がわかるのではと判断したためです。
前回のアイリッシュコーヒーのバランスの悪さは、コーヒーとウイスキーのミスマッチからくるものではなく、単に甘味の過剰な付与が災いしたのだと考えていました。

二つ目の理由は、前回使用したブッシュミルズのほかに、ティーリングウイスキーという (アイリッシュコーヒーに使用するには) 少し珍しいアイリッシュウィスキーが、ここ 『アンリミテッド コーヒー バー』 に置いていることを知っていたからです。


アイリッシュコーヒー ¥1375

アンリミテッドコーヒーバー アイリッシュコーヒー ティーリング
撮影日(2020/01)

※甘さ控えめで注文。

ウイスキーは、『ティーリング シングルモルト2018』

ティーリングウイスキー社は、2012年に創業した比較的新しいインディペンデントボトラーで、ノンエイジ(熟成表記無し)のこのシングルモルトは、シェリー、ポート、マデイラ、ホワイトバーガンディ、カベルネ・ソーヴィニョンの5種類の樽で熟成させたものであります。

概して、アイリッシュコーヒーにシングルモルトを使うことは非常に珍しいです。
ブレンデッドに比べてクセが強く、また価格も高いからです。

シングルモルトとコーヒーをマリアージュさせるには、
コーヒーの個性を熟知している必要があります。

シングルモルトを使用し、質の高さを伴うアイリッシュコーヒーをつくりあげるのは、皆さんがご想像するよりずっと難儀なことなのです。

この 『ティーリング シングルモルト2018』 に合わせるコーヒーは、エチオピア、イルガチェフェのアリチャです。

甘さ控えめで注文したので、前回とは違ったやり方でつくってくださいました。
お湯であたためたグラスに、ウイスキー、そしてブラウンシュガーをエスプレッソで溶いたものを注ぎ、水で濃さを調整するといった手順です。

一口飲むと、デーツやレーズンのような、粘り気のある甘さが口の中を支配します。(前回いただいたアイリッシュコーヒーと同じような甘さでした。)

アフターはわずかにショコラを思わせるアロマが鼻腔をくすぐり、甘味の強いガトーショコラを1ホール完食した後のような充実感があります。

やはり甘い。そしてくどい。

このショコラの甘さはコーヒー由来だと思います。
いっそのこと、ブラウンシュガーを抜きに作ればよいのではという考えが頭をよぎりましたが、それでは上手く生クリームをフロートできないのかもしれません。

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