【佐世保】珈琲専門店 くにまつ

人生初の長崎旅行。

今まで九州地方へは福岡を除いて一切足を踏み入れたことはなく、ただB級グルメがうまそうだという安直な理由で、長崎旅行を企画しました。

もちろん、今回の目的はアイリッシュコーヒーをいただくことです。

長崎旅行一発目のアイリッシュコーヒーは、佐世保にある喫茶店に決めました。

事前のリサーチで、アイリッシュコーヒーがいただけるお店であることは確認済です。

佐世保駅から徒歩2分ほどの裏手の道にありました。

調べてみると、創業1971年とのことで、ここ『珈琲専門店 くにまつ』はとても歴史のある喫茶店であることが分かりました。


くにまつ 外観
右足の色がなんか気になる…。

外に出ている看板だけでなく、店内もすべて木造です。

木のぬくもりが存分に感じられます。


くにまつ 内観
「GUARD」の文字のある浮き輪

カウンター席に座ると、季節限定らしき「いちごじゅーす」のメニューが飾ってありました。


くにまつ いちごじゅーす

アイリッシュコーヒーを飲みにきましたが、つい飲んでみたい衝動に駆られてしまいました(笑)。

ダッチコーヒーのメニューも発見しました。

約8時間かけて抽出しているみたいです。すごい。


くにまつ ダッチコーヒー
北欧風の人形。これも木でできているみたい。

たくさん魅惑的なメニューがありましたが、アイリッシュコーヒーを飲みに長崎まで来たので、浮気をせずアイリッシュコーヒーのみを注文。

ワクワクしながら、10分ほど待ちました。


アイリッシュコーヒー ¥800

くにまつ アイリッシュコーヒー
撮影日(2021/03)

今や滅多にお目にかかれない、Durobor(デュロボー)の三つ葉マークつきのグラスでご提供いただきました。

そしてソーサーは、たしかノリタケのもの。

グラスとソーサーの金淵が調和していて、この上なく洗練されています。


くにまつ アイリッシュコーヒー

コーヒーの上にのっているクリームは、まるでメレンゲのようにふわふわで、かつ生乳感が強いものでした。

ウイスキーはジェムソンを使用しており、麦芽の甘みや香味がしっかりと感じられます。

一般的なアイリッシュコーヒーに用いられる苦みの強い深煎りのコーヒーではなく、フレッシュな酸味のあるコーヒーが使用されているので、ジェムソンのクリーンな酒質が活き活きとしています。

ブラックブッシュだと、コーヒーがまけてしまうかな…?


くにまつ お酒
ブランデーとウイスキー。

アルコールのピリピリとした揮発感はまるで感じられず、あまりのバランスの良さ故に、すぐに飲み干してしまいました。

本当に美味しいアイリッシュコーヒーです。

コーヒーとウイスキー、双方の良さを活かすのはとても難儀です。

喫茶店のアイリッシュコーヒーは概して、コーヒーを飲ませるためのアイリッシュコーヒー(=ウイスキーの風味はコーヒーに負けてしまっている)が多い印象ですが、ここのアイリッシュコーヒーはウイスキーとコーヒーの魅力が最大限に引き出されたコーヒーだと感じました。

カフェロワイヤルもいただきたかったですが、それはまた次の機会にしようと思います。

気さくでダンディなマスターの方とお話ししていると、あっという間に時間がすぎてゆきました。

初めて踏み入れた長崎佐世保の地で、素晴らしいアイリッシュコーヒーをいただけて本当に良かったです。


くにまつ 扉
「平和真珠養殖有限会社」と書かれた飾り物(?)がありました。

扉の上に飾られているもの、これは何なんだろうと不思議に思っていましたが、真珠なのでしょうか。

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