福島の浜通りに、ちょっと不思議な名前の街があります。漢字ではなく、ひらがなで「いわき」。
郡山市に次いで、福島県で2番目に人口の多いいわき市です。(いっときは郡山市よりも多かった?)
なぜひらがな表記なのか気になって調べてみると、どうやら1966年に14の市町村が合併したときの名残らしいのです。しかも当時は、日本一の面積を誇る市だったのだとか。

もっと掘り下げてみると、このエリアはもともと炭鉱の町でした。常磐炭田が衰退していくなか、炭鉱で湧いていた温泉を活かして、合併と同じ1966年に常磐ハワイアンセンターが開業します。エネルギー産業の衰退を観光と雇用の創出で乗り越えた、数少ない産業転換の成功例と言えるのではないでしょうか。街の歴史を調べてみるのは、やっぱり面白いものです。
いわきで見つかったフタバスズキリュウの化石を思うと、炭鉱の歴史と化石が「地層」という一本の線でつながっているようにも感じます。
そして、いわきと言えばやっぱり海鮮です。親潮と黒潮がぶつかる「潮目」の海で獲れる、常磐ものが名物。メヒカリ、カツオ、ヒラメ、ウニなど魅力的な顔ぶれが並び、なかでもウニの貝焼きは郷土色たっぷりの一品です。
というわけで、今回も海鮮目当てにいわきへ…と言いたいところなのですが、当ブログはアイリッシュコーヒーのブログ。
ここからは、いわき市で楽しめるアイリッシュコーヒーをご紹介していきます。
福島・いわき駅から歩いて3分ほど。旅の合間にふらりと立ち寄れる場所に、喫茶「ブレイク」はあります。
1977年創業の老舗で、平本店のほかに植田店もあるそうです。

地元の人はもちろん、観光客も集まる人気店。
その秘密は、メニューの豊富さと、なんといっても「デカさ」でしょう。
名物の「ミックス・グリル・サンドウィッチ」やフルーツパフェは、思わず目を疑う大きさです。「デカい」メニューを頼んでいるお客さんをたくさん目にしました。

とはいえ、そこは喫茶店。コーヒーへのこだわりもしっかり感じられます。
サイフォンで丁寧に淹れる一杯は、あっさりしているのに香り高く、とても美味しいと評判のようです。
そして今回のお目当ては、もちろん、このブログのテーマであるアイリッシュコーヒー。
ちなみにお酒を使ったドリンクは、アイリッシュコーヒーだけでした。
アイリッシュコーヒー ¥770

フルートグラスに入って登場です。
こってりと甘い生クリームが、栗色のコーヒーにみるみる溶け込んでいきます。
コーヒーはとびきりアツアツ。口に含むとすっきりとした苦味が広がり、サイフォンらしい軽やかさがありました。
使用されているアイリッシュウイスキーは「タラモアデュー」。量もなかなかたっぷり入っているようで、飲み終えるころには、ほどよい陶酔感に包まれていました。
グラスの底にはザラメが沈んでいて、飲み進めるほどに甘みが増していくのも嬉しいところ。
味わいの移ろいまで楽しめる、素敵な一杯でした。
とろ~りチーズがのったチーズバーグトースト。

935円と、お値段はそれなりにしますが、なにしろパンは一斤まるごと。とてもボリューミー!
すでに半分にカットされていて、中にはハンバーグがどっしりと挟まっています。

チーズは期待したほどとろ〜りとはせず、大部分がカリッと焼き上がっていたのが、正直ちょっと残念。それでも、お腹も心も満たされる、なんとも満足なボリュームでした。

ほかのメニューも、ぜひ制覇したい。
とても楽しいお店です。地元にあったら、絶対通ってしまうな。




