【ケルン】カフェ ライヒャルト(Cafe Reichard)

カルヴァドス蒸留所巡り・パリ観光を終え、少しだけドイツに滞在することにしました。フランス・パリから、ドイツ・ケルンへ列車で移動することに。ケルンには、駅を降りてすぐの場所にケルン大聖堂という建築物があります。特に建築物が好きというわけではなかったのですが、実際に目の当たりにすると、その圧倒的なデカさに衝撃を受けました。

ケルン大聖堂
広角レンズが欲しくなる・・・

タワーでもないのに、なんでこんなにデカいのか・・・(語彙力)。調べてみると、ケルン大聖堂の高さは157.38メートルもあり、完成当時(1880年)には世界一の高さを誇っていたのだとか。今でもゴシック建築の中では、ウルム大聖堂に次ぐ高さだそうです。

ケルン大聖堂
広角レンズが欲しくなる・・・(2回目)

想像を超える巨大さに呆然としながら、とあるカフェに向かいました。ケルン大聖堂のすぐ近くにある「カフェ ライヒャルト(Cafe Reichard)」。創業は1855年と非常に古く、ケルン大聖堂よりも前にできたという事実には驚かされます。

ケルン カフェ ライヒャルト Cafe Reichard

「カフェ ライヒャルト」はケルン大聖堂の正面玄関の向かいに位置していて、テラス席からは大聖堂を間近で眺めながらコーヒーや食事を楽しむことができます。そのためか、私が訪れた日は観光客で非常ににぎわっていました。

ケルン カフェ ライヒャルト Cafe Reichard

「カフェ ライヒャルト」は、ケーキを販売するパティスリーを併設しており、カフェ内ではケーキやペストリーを楽しめるようになっています。ドイツに来たからには、ザ・ドイツなケーキであるブラックフォレストケーキ(ダークチェリーがのったチョコレートのケーキ ※雑な説明)を食べるべきだったのですが、アイリッシュコーヒーを注文する以外頭になく・・後悔しています。

ケルン カフェ ライヒャルト Cafe Reichard

ちなみに、ブラックフォレストケーキに加え、サクサクのパイ生地にリンゴのフィリングを包んだアプフェルシュトゥルーデルや、チーズケーキも「カフェ ライヒャルト」の人気メニューらしいです。

店内は、豪華でクラシックな内装が施されていて、ガラス張りのエリアもありました。ウィーンブダペストの有名カフェに比べると、ややモダンな印象を受けます。

ケルン カフェ ライヒャルト Cafe Reichard アイリッシュコーヒー

さて、お目当てのアイリッシュコーヒー。

なんか、「ドイツのアイリッシュコーヒー」って感じがします。ドイツらしい佇まいのアイリッシュコーヒー・・・(伝わるかな)。

ケルン カフェ ライヒャルト Cafe Reichard アイリッシュコーヒー

生乳感たっぷりの生クリームは意外にも甘みがなく、少し甘みがあったらな・・と感じました。生クリームの上にかかっているチョコレートは美味しかったです。

コーヒーは苦味主体で、上品な酸味をわずかに感じられる味わいでした。全体的に甘さは控えめながらも、美味しいアイリッシュコーヒーです。

アイリッシュコーヒーに使用されているウイスキーは不明です。ただ、ドイツにいるせいからか、どことなくキルシュ(サクランボを原料にしたブランデー)のような風味を感じました。

チョコレートがけの生クリーム×コーヒー×キルシュ(←たぶん)の組み合わせが、ブラックフォレストケーキを思わせるようなニュアンスがあり、とても不思議な感覚に。近くにいた店員さんに聞いてみましたが、残念ながら分からないとのこと。家に帰ったら、アイリッシュコーヒーのベースをキルシュにして一回つくってみようと思いました。

せっかくなので、ドイツのキルシュヴァッサーを少しだけ紹介します。ドイツのアウグスト・エルンスト社の「シュペヒト キルシュヴァッサー」は、ストレートでも楽しめる高品質なキルシュでありながら、比較的お手頃な価格帯です。(キルシュを飲んだことがない方は200mlのものをオススメします。)



個人的に好きなのが「タンネン キルシュ」。民族衣装をまとった少女(大きくなったハイジ?)がアイコンとなっている「タンネン キルシュ」は、世界最高レベルの品質と言われているキルシュです。チェリーの収穫時期だけしか造らないというこだわりから生まれるこのキルシュの重厚さは、筆舌に尽くしがたいですね。自論ですが、ホワイトスピリッツの最高峰は、高品質なキルシュだと思っています。



アイリッシュコーヒーならぬ、「ブラックフォレストコーヒー」になるかどうか・・・。早く試したいです。

ケルン カフェ ライヒャルト Cafe Reichard

ちなみに、後から知ったことなのですが、地下のトイレには透明なドアがあり、内側からロックすると不透明になる仕組みになっているそうです。次回訪れた際、絶対試さなくては・・・

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