小樽運河の近くにたたずむジャズ喫茶『フリーランス』。
建物は北海道の伝統的な「木骨石造」でつくられており、明治時代の蔵を改装しているそう。
創業1985年の老舗ジャズ喫茶。
飲食店が立ち並ぶエリアから少し離れた、公園のそぼにポツンと建っています。
まさに孤高というべきか。
木製の扉を開けると、かなりの大音量でジャズが流れていました。
常連客と思しき方がちらほら。マスターと談笑しています。
古めかしいポスターやレコードの数々に、時代を感じさせる大きなスピーカー。
これぞジャズ喫茶といった風情です。夜に来たからか、すごくムードがあります。
雑多な感じもしますが、不思議と居心地がよいです。
意外なことにWifiが完備されていて、生粋のジャズ愛好家以外もウェルカムな雰囲気がとても好きでした。
ここはコーヒーだけでなく、お酒や軽食メニューもあります。
お酒は小樽ビールのほか、ジントニックやソルティドッグといったカクテル、そしてゴードンやマイヤーズラム、ズブロッカといったハードリカーも取り扱っています。
そして私の愛するアイリッシュコーヒーもありました。ウイスキーはアイリッシュウイスキーのタラモアデュー。
ジャズ喫茶でいただくアイリッシュコーヒー、なんとも粋ですね。
アイリッシュコーヒー ¥750
たっぷりの砂糖が溶け込んだ甘みの強い生クリーム。
コーヒーは苦みは控えめで、とてもあっさりしています。酸味もありません。
ウイスキーの主張もあまりなく、全体的におとなしい味わいのアイリッシュコーヒーでした。
ブラッディメアリー。
アイリッシュコーヒーをいただく前にいただきました。
すーっと身体にはいっていきます。
ホットサンド。ハムとチーズが入っています。
具がちょっと少ないけど、美味しいです。
ドライカレー。
私が知っているドライカレーではありませんでした。
カレー粉炒め飯って感じ。
すごく素敵なジャズ喫茶。
お昼の12時から営業しているようですが、きっと夜に行くのが一番だと思いました。
なんでも、ムードがあります。
本物のジャズ喫茶にしか醸せない、色気がそこにはありました。