【神田】エース

「元祖のりトースト」と聞いて、「ああ、あの喫茶店ね」とピンとくる喫茶店ラヴァーも多いのではないでしょうか。

ブログ主も愛してやまない「元祖のりトースト」は、神田の老舗喫茶店「エース」の看板商品です。昭和の空気を色濃く残す、1971年創業の「エース」は神田駅西口から徒歩約3分、内神田の路地にあります。

「元祖」と呼べるほど「のりトースト」自体が世間一般に浸透している食べ物なのかといわれると、少々疑問符がつくところではありますが……無粋な問いはさておき。


エース 元祖のりトースト

パンと海苔、そして醤油とバター。材料だけを見れば驚くほどシンプルですが、いや、シンプルだからこそ、これが妙にクセになるんです。

どこか磯辺焼きのような懐かしさがある味わいで、そこにほんのりとバターのコクが加わり……、素朴なのに、ひと口食べるともう一枚いきたくなる、ちょっと中毒性のあるトーストなのです。

家で何回かつくってみたんですが、なぜか「エース」の味にはならないんですよね。おそらく、あの絶妙な焼き加減がかなり重要なのだと思います。

そんな「のりトースト」の発想は、のり弁のごはんをパンに置き換えるというもの。開店当初に生まれたメニューらしいです。

「ご飯の定番をパンに移植する」という発想は、日本の洋食や喫茶文化に昔からある、いわば和洋折衷の知恵!



かつての神田は、喫茶店がしのぎを削る“群雄割拠”の地だったそうですが、そんな街で生まれた「元祖のりトースト」は、きっと当時から他店とはひと味違う個性を放ち、長く愛されてきたのではないでしょうか。

そんな自由な発想が生まれた「エース」の店内には、今も昭和の喫茶店らしい空気が色濃く残っています。手書きのメニューや装飾がそこかしこに見られ、コーヒーメニューは40種類以上。フードメニューも充実しており、昔ながらの喫茶店らしい魅力をたっぷりと味わえます。



アイリッシュコーヒーをはじめとするお酒を使ったコーヒーのほか、少し目をひくものもあります。



アイリッシュコーヒー ¥610

撮影日(2020/07)

ワイングラスでのお出まし。

アイスのアイリッシュコーヒーです。(注文時に、アイスかホットかを確認されます。)

生クリームには、いくつか氷が浮いていました。

そのせいか、クリームが少し水っぽく、どこか味が野暮ったい印象。

ウイスキーはジェムソンを使っているそうですが、アルコールの刺激感が強く感じられました。あまりコーヒーとの調和が取れていないように感じます。


とはいえ、神田で610円という破格の安さでアイリッシュコーヒーをいただけるというのは、素晴らしいことです。

今度はぜひ、正統なホットのアイリッシュコーヒーをいただきたいと思います。



ローストビーフサンド。盛り付けがとても美しいですね。美味でした。

カラフルなピンも、なんだかいいですね。




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