沖縄・那覇の住宅街にある「珈琲専科にーちぇ」。
一年中温暖な沖縄で美味しいアイリッシュコーヒーが楽しめるのか?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、「珈琲専科にーちぇ」のアイリッシュコーヒーは本当に美味しいんです。
2階建ての建物は、これでもかってくらいに緑に覆われていますw
住宅街の中にあるということもあり、地元に住む常連客の方がよく来店されるようです。
調べてみると、40年以上の歴史があるそうで、かなりの老舗のコーヒー専門店とのこと。
店内にはクラシック音楽が流れていて、上品で洗練されたクラシックな雰囲気の空間が広がっています。
中世ヨーロッパを思わせるような古めかしいアイテムの数々に、心を踊らされます。コーヒーを愛する大人のための、アンティークな空間といった印象を受けました。「珈琲茶館インシャラー」といい、沖縄には素晴らしいカフェがたくさんありますね。
コーヒー専門店だけあって、ストレートコーヒー以外にも、バリエーションコーヒーの種類も非常に豊富です。「カフェ・ド・ベルケヘルツ」といった他では見ないようなコーヒーもありました。
昔はトーストやケーキも提供していたそうですが、現在はコーヒーメニューのみ。フードの提供終了とともに、コーヒーメニューのバラエティが増えたそうです。
ホットだけでなく、アイスのアイリッシュコーヒーもあります。この日は非常に暑かったので、まずはアイスのアイリッシュコーヒーを注文しました。
美しいフルートグラスに氷がザクザクと入れられ、ガムシロップは別添えで提供されました。
生クリームは濃厚で、ほんのり上品な甘さが感じられます。
コーヒーは、わずかにキレのある酸味があり、芳醇な苦味が特徴的で、とても美味しいです。
ぐびぐびと飲めてしまうアイスのアイリッシュコーヒー。
続いてホットのアイリッシュコーヒー。
美しいグラデーションとグラスの底に輝く砂糖は、まるで幻想的な地層のようです。
使用されるアイリッシュウイスキーは「タラモアデュー」。アルコールは火で飛ばしているそうです。
アイスのアイリッシュコーヒーと比べると、少しコーヒーの味がぼんやりとした印象を受け(抽出の最後に出てくる液体のような味わい)、やや酸味が目立ちました。
飲み進めるうちにザラメが溶け、甘みが加わり、いかにもアイリッシュコーヒーらしい味わいになっていきました。
アイスのアイリッシュコーヒーはとても美味しく、暑い夏の日にぴったりの味わいでした。