寒いアイルランドで誕生したアイリッシュコーヒー。
常夏の沖縄ではあまり馴染みがないように思われるかもしれませんが、実は那覇市の国際通りにある「インシャラー」というコーヒー専門店で、本格的なアイリッシュコーヒーが楽しめるんです。

沖縄という温暖な土地にありながら、本格的な一杯を味わえます。
1974年創業の老舗喫茶店「インシャラー」は、那覇市のメインストリート・国際通りに位置しています。観光客でにぎわうエリアながら、一歩店内へ足を踏み入れると、喧騒から離れた静かな空間が広がり、ほっと一息つける特別な場所です。
階段を下りて地下へ。スマートフォンはつながらなかった記憶がありますが、それもまったく問題なし。
むしろ、コーヒーに思う存分集中できる時間を満喫できます。

「インシャラー」という言葉を調べてみると、アラビア語で「神の御心にかなえば」といった意味があるそうです。
ここ「インシャラー」では、コーヒー発祥の地であるアラビアをテーマにした店づくりをしているようで、いたるところにアラビア文化を彷彿とさせるような調度品・アイテムが多くみられます。
ここでは、多国籍のコーヒーメニューを楽しめるようになっていて、他のコーヒー専門店ではあまり見かけないような変わったものもあります。

人気メニューは「アラビックコーヒー トルコタイプ&デーツ」。直火でコーヒーの粉をスパイスとともに煮出したアラビックコーヒーと、デーツを組み合わせたペアリングメニューらしいです。
コーヒーとデーツのペアリングはあまり聞いたことがありませんでしたが、苦みのあるコーヒーと濃厚な甘さのデーツは、たしかに相性が良さそうですね。
ほかにも「メキシカンバターコーヒーNo.2」や「カフェロワイヤル」、「パリのロマンス」などなど、国際通りという立地を意識しているのか、どこかエキゾチックな趣きを感じさせてくれるメニューがたくさんあります!




お待ちかねのアイリッシュコーヒー。
いかにもコーヒー専門店のアイリッシュコーヒーらしい佇まいです。

生クリームにはほんのりと甘みがあり、これはそのまま食べても美味しいくらい。
コーヒーには、深い苦味とコクがあります。



使用されるアイリッシュウイスキーは、私が一番好きなブレンデッドアイリッシュのブッシュミルズ「ブラックブッシュ」!
モルトウイスキーが全体の80%を占めるモルト比率の高いブレンデッドで、シェリー樽熟成由来のドライフルーツやナッツのようなニュアンスが楽しめます。苦味がしっかりした深煎りのコーヒーと相性は抜群です!
豊かな深みを感じさせる、まろみのある味わい。非常にバランスのとれた、美味しいアイリッシュコーヒーです。飲み終わる頃には、なかなかの陶酔感がありました。
ウイスキーはしっかりと入っているようですが、アルコールの揮発感はまるで感じさせず、リッチなフレーバーだけが口の中に残ります。

フードやスイーツのメニューも充実しています。なかでも「ボルシチ」が妙に気になってしまい、あと一歩で注文しかけました。
……が、この後には「食事処 みかど」で暴飲暴食という重要なミッションが控えています。ここで満腹になるわけにはいかず、ボルシチへの未練を胸に、泣く泣く店を後にしました。次回は、ぜひリベンジしたい一品です。

