【Budapest】GUNDEL

1894年の創業以来、ハンガリーの美食史とともに歩んできた「GUNDEL」。ブダペストを代表するこのグランメゾンは、いまなおハンガリー随一の高級レストランとして、その名を世界に知られています。



その歴史を彩るのは、数々の著名人たち。エリザベス女王やヨハネ・パウロ2世をはじめ、各国の要人や文化人がこの場所を訪れてきました。まさに、ハンガリー料理の歴史にその名を刻む名店といえるでしょう。

一歩店内に足を踏み入れると、華やかでありながらどこか品格を感じさせる、ゆったりとした空間が広がります。テーブルを彩る食器には、ハンガリーを代表する老舗陶磁器ブランド「ジョルナイ」を使用。料理はもちろん、空間、器、そしてサービスに至るまで、隅々にまで行き届いた美意識が感じられます。

高級店でありながら、物価が非常に安いので、とてもリーズナブルに食事が楽しめます。




ír kávé/Irish Coffee 1,900HUF

撮影日(2020/03)

ジョルナイの食器にのせられた、アイリッシュコーヒー。

洗練された佇まいですが、大きめの黒いストローがどこか少し不格好で、それがまた愛らしくもあり……。

生クリームは甘さ控えめで、やさしい口当たり。

一方、コーヒーはかなり苦めです。ロブスタの深煎りを思わせるような、舌の上にじんわりと残る、深い苦味があります。

全体としてのバランスは悪くありません。

食後にいただくには、ちょうどよい一杯ですね。



生クリームの上には、飾りとしてコーヒー豆がのっています。

「NEW YORK CAFEのアイリッシュコーヒーでは、生クリームの上にコーヒー豆の形をしたチョコレートがのっていたので、てっきりチョコレートだと思い口にしたのですが、まさかの本物のコーヒー豆でした。

その瞬間、なんともいえない硬い食感と焦げ臭さが口いっぱいに広がり、急いでコーヒーで流し込みました。

それはさておき、水はアイリッシュコーヒーと一緒に提供してほしいところです。

ブダペストでは、ここ以外にも3軒でアイリッシュコーヒーをいただきましたが、いずれも水が添えられていました。ウェイターの方もなかなかホールに出てこないので、水になかなかありつけない…。

そんなわけで、少し残念な思いを抱えながら、「GUNDEL」を後にすることになりました。



今回はランチでの訪問だったので、次回はぜひディナーに。



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