中目黒(というか池尻大橋)に、コーヒーやコーヒーを使ったカクテル、そしてバラエティ豊かなフードメニューが楽しめる“コーヒー巨大施設”なるものが存在します。
それが『スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ』です。
詳しくはHPをご覧ください。
ちなみにアイリッシュコーヒーをはじめとするコーヒーカクテルが楽しめるのは、3階のフロアです。
アイリッシュコーヒー(アイス) ¥1430
ハンドメイドと思われる、薄いグラスで提供されました。
おそらく木村グラスか、佐々木グラスだと思います。
このアイリッシュコーヒーのレシピは、スタンダードのものと少し違います。
[レシピ]
・水だしアイスコーヒー(パプアニューギニア モアンティ)
・ブラックブッシュ
・バルデスピノ ペドロヒメネス
・生クリーム
コーヒー豆の種類や産地は、日によって違うのだそうで、今回はパプアニューギニアのモアンティというコーヒー豆のものでした。
「アプリコットやメロン、ココアを思わせる甘みと豊かな口あたりが特徴のコーヒー。」と説明書きにありますが、確かに、ドライフルーツのような甘味が感じられます。
材料の「バルデスピノ ペドロヒメネス」は、シェリーです。
“バルデスピノ”はボデガ(ワインの醸造兼熟成所)の名前であり、
“ペドロヒメネス”はブドウ品種の名前であり、”ペドロヒメネス種”から作られる非常に甘味の強いシェリー酒のことです。
(※非常にざっくりとした説明です。)
アイリッシュコーヒーはザラメなどの砂糖や、液体のシロップが甘味付けの材料として使用されますが、ペドロヒメネスのようなシェリー酒を使用するレシピもあります。
凝縮感のある濃厚な甘みをもつこのペドロヒメネスは、ブラックブッシュとの相性も抜群です。
アイスのアイリッシュコーヒーには、水だしアイスコーヒーを使用するのがここ「スターバックス リザーブ ロースタリー トウキョウ」のレシピだそうです。
とても飲みやすく、ごくごくと飲み干してしまいます。
濃厚で後を引く甘さがありながら、キレがあり、爽やかなアイリッシュコーヒーです。
余韻には、ミルクチョコレートのような甘さがあります。
飲み終わったあとの、ほのかに鼻腔にの残るほっとするような匂いは、シェリーとウイスキー、そしてコーヒーが混然一体となることで生まれた神秘的な産物だと思います。
すごいレシピです。
アイリッシュコーヒーの奥深さを、改めて知る良い機会になりました。