この記事では、私が普段愛用しているグラスを紹介(自慢)していきます。
私は洋酒にもっぱら目がなく、特にカルヴァドスやコニャックといったブランデーやスコッチウイスキー、そしてラム酒といったブラウンスピリッツ(樽熟成により褐色味を帯びたスピリッツ)を常に愛飲しており、昔はたくさんのボトルをコレクションして(&ニヤニヤして)いました。
飲み方は特に決まっておらず、ストレートやロック、ソーダ割からフロートスタイルまで、気分やシーンによっていろいろな飲み方をすることが多く、そのために自然とお酒を飲むグラスの保有数も増えていき、今ではすっかりグラスオタクに。
この記事では、私が愛用しているグラスの中で、オススメ(自慢)したいものを紹介していきます。
①お酒のポテンシャルを引き出す、機能性に優れたグラス と、②装飾性に富んだ芸術性の高いグラス の2部構成で語ってゆきますので、興味のある方はご覧ください。
まずは、①お酒のポテンシャルを最大限に引き出す、機能性に優れたグラスから紹介していきます。
1.リーデル(RIEDEL) ヴィノム コニャック オススメ度 ★★★★★
オーストリアが誇る名門中の名門、リーデルのコニャックグラス。ヴィノムシリーズはマシンメイドのため、2脚セットで6,000円前後で購入できるのが嬉しいポイント。私は洋酒をストレートでいただく際は、このグラスを使っています。「コニャック」とありますが、これでウイスキーやラム、ジンも飲んでいます。
1セット2脚入りなので、飲み比べも楽しめます。洋酒をストレートで楽しみたい方は、手に入れておいて間違いはないでしょう。
2.リーデル(RIEDEL)ソムリエ コニャック オススメ度★★★★☆
リーデルのソムリエシリーズは、ハンドメイドの高級ライン。このソムリエのコニャックグラスは、上に紹介しているヴィノムのコニャックグラスと比較すると、ボウル部分が薄いです。私はブランデーのほか、長熟のシングルモルトを飲む際によく使っています。【注】ガラスが薄いので、ちょっとした衝撃を与えるだけで割れてしまう可能性があります。要注意!
安価なブランデーやウイスキーをこのソムリエシリーズで飲むと、少しスピリッティなニュアンスを強く感じてしまうかもしれません。少しお値段ははりますが、上質なブランデーやウイスキーをじっくりと楽しみたいときに重宝するので、洋酒ラバーは1脚持っておいておきたいところです。
3.カガミクリスタル オススメ度 ★★★☆☆
宮内庁御用品としても認められている日本発のクリスタル専門メーカー「カガミクリスタル」。このタンブラーは、ウイスキーのソーダ割・水割り、そして各ロングカクテル(ジントニックなど)にもよく使っているのですが、一番のオススメはウイスキーフロート。口が少しすぼまっているので、フロートしやすく、そして映えます。
私はウイスキーフロート用に買いました笑。オーセンティックバーでも、このカガミクリスタルのタンブラーを扱っているところは多いです。
ちょっと品薄なのか、あまりネットでも見なくなりましたね。奇を衒わないシンプルなデザインがとても素敵で、気に入っています。
4.ラスカボヘミア ボヘミアンドリーム オススメ度 ★★★★★
チェコのグラスメーカー「ラスカボヘミア」のロックグラス「ボヘミアンドリーム」。「ラスカ」はチェコ語で愛、「ボヘミアン」とは伝統や習慣にとらわれない自由奔放な生活をする人を意味しているそうです。
このロックグラスは、シンプルな形状ながら、草花文様がとても美しく、中の飲み物が非常に映えます。薄いカリガラスなので、口当たりもとてもよいです。長年にわたってベストセラーになるのも頷ける、素晴らしいロックグラスだと思います。
グラスも薄く高品質なグラスながら、比較的安価に入手できます。1セット2脚入りなのも嬉しいです。
5.モーゼル オススメ度 ★★☆☆☆
ボヘミアクリスタルの最高峰と称される、チェコを代表するグラスメーカー「モーゼル」。ボヘミアの森から生まれた木炭やブナの灰を使用し、鉛を一切含まないモーゼルガラスは、重厚感と透明度を兼ね備えています。(ちょっと重い・・)
モーゼルのグラスは色のついたものがたくさんありますが、お酒の色を楽しむために、無色透明のものをオススメします。私の愛用しているタンブラーは、カナダのバンクーバーで購入したもの。とても大きく、500ml弱ほどの容量があり、これでお酒をつくるとすぐにキマります。
これでロングカクテルをつくると、どうしても酔っぱらってしまう・・。
以上、機能性に優れたグラスの紹介でした。お次は、②装飾性に富んだ芸術性の高いグラスについて紹介していきます。ここからは自慢要素が非常に強くなります笑
1.Kisslinger Kristall-Glas Grappa Riserva
オーストリア・ウィーンのお土産屋さんで一目ぼれして購入したグラッパグラス。ボウルの中には可憐なリンゴ。店員さん曰く、リンゴ以外のラインナップもあるとのことで、すべて売り切れており、このリンゴもラストワンでした。
このグラスはオーストリア・チロル州の町、ラッテンベルクのグラスメーカー「Kisslinger」のグラッパグラスです。
デザイン性が高く、ややグラスも厚めではあるものの、口がすぼまったグラスのためか、アロマによっては感じ取りやすかったりします。
日本では取り扱いをしているオンラインショップはどうやら無さそうです。公式サイトのリンクを貼っておきます。(洋梨のグラスがかわいい・・)私はこれでよくカルヴァドスを飲んでいます。
2.Sklo Šafránek brandy glass
チェコ・プラハのグラスショップ「エルペットボヘミアクリスタル」で購入したブランデーグラス。「Sklo Šafránek」は、1990年に設立された比較的新しいチェコのグラスメーカーで、美しいカッティングで有名なハンドメイドのグラスメーカー。知る人ぞ知る、通(私)好みのメーカーです!
多くは語りません。とにかくグラスのカッティングが美しいです。公式サイトを見てみると、グラスというより、芸術品といったほうがよいと思える美しいグラスやガラス製品がたくさんありました。是非のぞいてみてください。
3.木村硝子店 サヴァ 29oz ワイン
木村硝子店が誇るハンドメイドのワイングラスシリーズ。カリクリスタルのハンドメイドということもあり、ボウル部分も脚もステムも、どこかしこも薄いです。和のテーブルにも合うようにという考えのもと、背の低い同シリーズが誕生したそうで、少しだけブランデーのスニフタグラスにも似ています。
実際、ブランデーをこのグラスで提供しているバーもありました。ガツンとアロマが鼻にくるので、テイスティングには少し不向きな気はしますが、これでお酒を飲むとリッチな気分になるのでオススメです。
飲み終わって洗うとき少しヒヤヒヤするのが玉に瑕ですが、範馬勇次郎ごっこをしたい方にはぜひオススメしたいですね。
オススメしたいグラスは他にもたくさんありますが、一旦紹介(自慢)はここまで。定期的にこの記事は更新予定なので、乞うご期待ください!